オプション取引では「時間」を味方にできる、と聞いて皆さんはどうおもいますか?
こんにちは、ちょりーなです。
私がオプションに魅力を感じたり、「これだ!」と思っている点のひとつが、この「時間経過を味方にできる」ことです。
なぜなら毎日なにもしなくても利益になる、って最高だからです。(アホ)
ほんとはそんなに単純ではないのですが、時間は絶対に進むことを利益に変えない手はないと思うのです。
私の性格が損を呼ぶ
私の性格の問題で、いつもなにか危機感や焦燥感があるのですが、
社会に出たてのころから特に、
「常に前進しなければ後退していってしまう、なぜなら時間は刻刻と迫ってきていて追い抜かれてしまう。」といった強迫観念のようなものがあります。
さらに私ゲームも好きなのですが、下手なので、プロとして活躍されている方をめちゃくちゃ尊敬していて、
なかでも有名なウメハラさんの著書を読んで感銘を受けたのです。
この本の中で、ウメハラさんは日々常に変化することの重要性を語っています。
私も漠然と生きてられない。
そんなふうに思い込んでいるし、可能な限り努力していきたいのです。
そしてたぶんこの性格が原因で
株や先物で、
「焦ってエントリー、早く利確。損切りだけは長くもつ」みたいな大負けパターンを生むのだと思います。
しかも株式の信用取引をしていれば、貸株金利が付いたりして、時間がたつほど損するわけで、時間経過は基本「敵」になっています。
性格の問題とは別に、取引の腕も熟練させていく必要があったと思うのですが、私にとってはなかなか難しいものでした。
メンタルと資金が何度か底をつきかけてしまっていたからです。
そこで、株式やFXでない何か、についていろいろ調べていくうちに、
オプション取引に出合うことができました。
時間経過が武器になるオプション取引に出合えたのは、上述の性格のおかげ、とも思えるのですが(笑)
オプションの価格は本質的価値と時間的価値の和
オプションの話に戻りますが、
オプションが価値を持つのは、どういうときでしょうか。
それはITMになったときです。
(参考記事)ITMとは↓
とくにディープインザマネーになっていれば、保険としての効果=価値があるといえます。
これが「本質的な価値」がある、という意味です。
オプションが逆に価値がないときということでいうと、ATM、OTMのときには本質的な価値はないはずです。
しかし満期まで数日以上のこっているオプションにはプレミアムがついています。
それはその残存している数日の間にITMになりうる可能性があるから、なのです。これが「時間的な価値」です。
オプション価格=「本質的価値」+「時間的価値」
ということが言われています。
しかしそれも時間を追うごとに可能性は減っていきます。
日本株にはストップ安というものあるし、1日で日経平均が1万も2万も下落することはないのです。
本質的価値をもつ可能性が徐々になくなっていくオプションは、
満期付近にかけて、時間的価値がほぼゼロに近づいてい行きます。
オプションのリスクパラメータ ”セータ”
オプションのリスクパラメータのひとつに「セータ(シータとも)」があります。
グリークス(ギリシャ指標)となっていて、オプション初心者には気嫌いされがち(私もそうでした)なのですが、
このセータだけは絶対に理解してもらいたいです。
ブラックショールズ方程式の中で「残存期間」という変数があります。
(参考記事)
参考記事内で「方程式」に関する項目の
T-t が満期までの期間となっていますがこれです。
ようするに満期までが長いオプションほど価格は高いということです。
これはさっきも書いていましたが、それほど重要です。
そして時間経過は必ず起こること、
よって「残存期間」はかならず減少していく、ということはお分かりでしょう。
そこでセータは何を表すかというと、
一日ごとに下落する価値のことです。これが「タイムディケイ」というものです。セータを求めることで価値の減少額を知ることができるのです。
<ギリシャ指標>Wikipediaより引用
楽天証券のこちらのページを引用します
https://www.rakuten-sec.co.jp/MarketSpeed/onLineHelp/msman2_1_2.html
基本的にシータは負の値をとりますが、残存期間が短くなればオプション価値が減少するからです。通常、アット・ザ・マネー付近でセータの絶対値は大きくなるため、タイム・ディケイは大きくなります。したがって、アット・ザ・マネー付近のオプションを保有している場合、残存期間が短くなることによるオプション価値の減少が大きいことを意識してください。
セータを手計算で調べることはしたことはないですが、
負の値となること。
これを利用していくのが私のオプション投資術です。
オプションの売りを利用して時間的価値を利益に変えていく
このセータが常に負であるという特徴を利用すれば、
オプションの価格が下がれば利益になるようにしていけば、
勝率は高くなるのです。
オプションの売り=ショートポジションは、
時間を味方にした投資が可能となる、ということです。
これは株や先物、FX(一部スワップポイント差でキャリートレードがありますが)では実現しない利益だと思っています。
上がるか下がるかだけでなく、横ばいの値動きがつづくことで利益を得られるわけです。
以上でした。
オプションの買いが勝てないわけではないし、今後記事をかいていきますが、オプションの単騎売りはおすすめしないです。
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お読みいただきありがとうございました。
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