こんにちは。
普段は日経225オプションで資産を形成しています。
そんな私もそのトレードで増えた金額をある程度分散投資しています。
その主体は現在、投資信託です。そして今後はETFも組み合わせていくつもりです。
そして今回から、
投資を始めたいなーって思っている方むけに記事を書こうと思います。
投資の王道である投資信託についてです。
よく耳にする「ETF」も中身は投資信託です。
ETFとは「Exchange Traded Fund 」の略で、日本語では上場投資信託のことを言いますからね。
企業年金やiDeCo、つみたてNISAで投資信託を始める方にも読んでもらえると理解が深まると思います。
参考にしたURL⇒「知るぽると」企業年金について
私が過去10年間投資信託での投資を行っていて、初期に疑問に思ったこと、勉強したことなど。
Q&A形式にしてみました。
投資信託ってそもそも何。
証券会社などが投資家からお金を集めて、運用会社(=投資信託会社)がそれを元手に運用する金融商品です。
運用のプロであるファンドマネージャーが、投資家から集めた資金を増やすために運用方針を決め、株式や債券など(ときには不動産証券や金先物にも!)に投資します。
そして、得られた収益を分配金として投資家に還元します。(インカムゲイン)
投資信託が値上がりすることで、売却益(キャピタルゲイン)を得ることもできるんです。
元本保証じゃないの?
そうです。元本の保障のない、リスク資産です。
でもリスクがある分だけ増えやすいです。
利回りで考えたら元本保証のある定期預金なんか比べ物になりません。
でもやっぱり減るリスクは無視できません。多少減っても構わない範囲で投資はしましょう。
株とどう違うの?
①少額から始められる。月々1000円くらいから可能。
②プロが運用する。
③様々な商品を扱っている。株式だけでなく、先物取引や不動産、国債などいろいろ組み合わせることができます。
また購入時の手数料や年にかかる更新料のようなものが安いもの、かからないものなども選らべます。
「投資信託にかかるコストは?」の項目を参考にしてみてください。
商品ごとにどういう運用するとかは、どうしたら分かるの?
商品ごとに「目論見書」というものがあり、過去の運用成績や運用方針が記載されています。
これを必ず読んで、どういう商品なのか、特徴を見て買いましょう。
私がかならずよく見たり買った後もよく見るのは、組み入れ銘柄と手数料などのページです。
「月次報告書」も直近の成績や組み入れ銘柄が分かるのでお勧めです。
純資産て何?
集まっているお金の総量です。
人気が高い商品にはお金が集まり、よりよい運用ができそうな気がします。
極端に少なくない限り問題視することはありません。
基準価額て何?
その投資信託の1口あたりの価値がいくらなのかを示しています。
単純に高ければいい、低ければいいってわけでもありません。
あまり気にせず、100円から購入できるのが投資信託なのかなと思ってます。
定期購入で毎月・毎日など積み立てていくと買ったときの基準価額からの上がり下がりで損益が変わります。
分配金ってあったほうがいいよね?
そうとも限りません。
私個人はあったほうが嬉しかったのですが、まさに朝三暮四で、分配金が出ると基準価額が下がります。
投資家にお金を放出して運用できる金額が減るのです。
長期運用だとそういった差が影響するかもしれません。
複利運用するなら分配金をファンド内で再投資してくれたほうが効率がよいです。
あと分配金は受け取るごとに、いちいち毎回税金が引かれてしまうってのもお忘れなく。
投資信託にかかるコストは?
投資信託のコストには、以下のものがあります。
・販売手数料(0~3%)
・信託報酬(0~1%)
・解約手数料(0~1%)
・信託財産留保額
・税金
販売手数料
販売手数料とは、購入時にかかるコストのことです。販売会社に支払われ、購入した年だけにかかるお金です。
販売手数料は、運用とは関係ないので、できるだけ安いほうがいいでしょう。
販売手数洋が、かからない投資信託を「ノーロード」と呼びます。
ノーロードだからといって必ずしも手数料全体が安いわけではありません。信託報酬も見て判断しましょう。
信託報酬
信託報酬とは、保有期間と保有額によって変わる手数料です。信託報酬は、販売会社・運用会社・信託銀行が受け取ります。
一般的に、インデックスファンドは調査の手間が少ないので、アクティブファンドよりも信託報酬が安いです。
年率であるように書かれていますが、毎日の基準価額を元に毎日引かれ続けます。
解約手数料
解約手数料とは、解約時にかかる手数料のことです。
投資信託の保有期間によって解約手数料が変わるタイプの商品もあるようです。
保有期間が長いと解約手数料が安くなる傾向にあるようです。
信託財産留保額
投資信託を換金するときには、解約時手数料(=換金手数料)とは別に一定の金額が徴収される場合がありますが、この金額を「信託財産留保額」または「信託財産留保金」といいます。
税金
所得税と住民税が売却の際にかかります。収益(解約差益、売却益)に対して所得税15%および住民税5%の合計20%が徴収されます。
2013年1月より、所得税に復興税2.1%が加えられています。また、これについては株式投資でも同じ税率です。
これらを踏まえ、これらのコストよりも運用益をあげないと損しちゃうことが分かります。
闇雲に購入するのはやめたほうがよいでしょう。
しかも複利で運用することを考えると、1%のコストがすごい大きな差を生みます。
インデックスファンドってなに?
インデックスとは指数のことです。
例えば株価の指数で言えば日経平均株価(日経225)やTOPIX(東証株価指数)などの株価指数があります。
日経平均連動型のインデックスファンドであれば、日経平均株価に連動しているということになります。
インデックスファンドはファンドマネージャーが積極的に投資判断をするというよりは、指数に沿って市場の平均値を狙う形になるので手がかかりません。機械的に運用を行うことが可能だからです。
アクティブファンドの反対にあたる性質なので「パッシブファンド」と呼ぶこともあります。
そのため手数料や管理料が安いという特徴があります。そのかわりにガッツリ値上がりしたりはしない可能性が高いです。
中には、販売手数料のかからないノーロード型の投資信託もあります。
じゃあアクティブファンドは?
さっきの逆で、投資のプロである人が積極的に投資判断していく方針のものです。
気にするべきは運用費用が高くなる点です。インデックスファンドでは運用手数料が年率1%以下なのは当たり前ですが、アクティブファンドは3%近いものも珍しくありません。
良い点としては、値動きが激しく、「わくわくする」ことでしょうか。。。インデックスファンドにはそんな喜びがあまりありません。
どっちのほうがいいんだろ。
リスクを取りたいならアクティブ、比較的安定的に運用したいならインデックスのほうがいいと思います。
複数の商品を購入し、資産配分することでリスクを分散させることをおすすめします。
資産配分のことを「アセットアロケーション」といいます。
自分の資産をどのように割り振るかで、投資の成否が決まると言っても過言ではないでしょう。
だいたい分かったけど、ぶっちゃけどういうふうに投資ってやればいいの?
その悩み分かります。増えればいいけど何を目安に?ってことですね。
①運用目的を決める。⇒何の資金のために運用するの?ぶっちゃけいくらほしい?
②投資期間を決める。⇒目的に沿って。あとは手持ちの資金にあわせて。
③重要度の判断。⇒どうしても必要不可欠な資金なのか、ある程度遊びのある余裕資金なのかを区別しておく。
④とるリスクを決める。⇒リスクをとれば動く値幅が広がります。安定性を重視するか、収益性を重視するかを決めます。
安定的に、ズバッとお金増やしたいんだけど。
それは無理。
真っ当に仕事するにしても、ギャンブルにしても、人だますにしても、リスクとリターンはトレードオフ。いいとこ取りはできない。
「いいとこ取りできますよ、投資しませんか?」って言ってくるやつは、あなたを騙そうとしてます。
気をつけて。
いつ買えばいいの?(お得なの?)
今でしょ!というわけでもなく、これは誰にも分かりません。
絶対的な基準なんかないのです。
投資信託あるいは株式はボラティリティ(価格変動率)というパラメータを持っていて、いつが安いか高いかという判断は難しいわけです。
買い方としては、「毎月決まった額」で購入しましょう。
これはドルコスト平均法という考えに基づいています。
毎月決まった口数買うより賢い投資法だと明らかになっています。
ドル・コスト平均法とは購入単価の平均化を行うことで、たまたま購入したタイミングでの価格の異常高値のリスクを低くすることができるのです。
「時間の分散」テクニックです。
以上です。
次回は投資するうえで重要な、節税・減税できる方法。
税金との付き合い方を記事にしようと思います。
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